KuMAID2019で制作された「断常ビート with 合照」は、
お経を書き写して(写経)お寺に納める「納経」の新しい形を探索する過程で生まれた体験の一例です。
願いが込められたかなさんの写経は、スキャンされるとTouchDesignerで一文字ずつ読み取られ、墨の濃淡を四段階に解析。
その結果をM5Stackベースの出力デバイスにOSCでリアルタイム送信すると、お経に合わせながら2本の蛍光灯が閃光と爆音を発します。
読み上げが終わった後合掌するとカメラが画像検知し、ありがたい光で顔を照らします。
2本の蛍光灯は仏教用語の「中道」を表していて、左は「断」、右は「常」と名付けました。
人の生と死、有と無を行き来を表現した激しい光りの明滅と音による体験は、奉納者をやがて「中道のこころ」に導いてくれると思います。
Wow
誰かの願いや祈りを成就させるために、メンバーそれぞれが持っている技術を総動員し、寝ないで作りました。