「相手に音を投げつける」という行為はなかなかできません。スピーカーを投げつけるわけにはいけませんから。
しかし、本作品ならそれがインタラクティブな形を持ちつつ、実現可能となっております。
私たちの拘りは、ボールから直接音が鳴る点と、ボールそのものが強度を兼ね備えている点です。
外観は普通のボール、投げる、蹴るといった動作にも十分耐えます。
これを可能にしているのはセパタクローボールの骨格と、内蔵物のワイヤー固定です。センサメダル等の内蔵物はワイヤーで宙吊りにされており、衝撃を緩和します。
また、小型・省電力も大きなポイントです。それは、ボールの重量を増やさないことはもちろんのこと、最も貢献できたのはバッテリ容量です。
センサメダルとスピーカーは3.7V250mAhの小型バッテリで駆動しております。加えて充電回路も組み込んである為、電池交換は不要です。
デザインも工夫を凝らしています。ボールスタンドは音符マークをイメージし製作しました。
センサメダルとスピーカーを内蔵することで、モーショントラッキングし、そのモーションに応じた音がボールから鳴ります。
仕組みとして、ユーザーの挙動(加速度等)をセンサメダルで逐一取得。Bluetooth経由でRaspberryPiを通じ処理、対応する音がスピーカーから出力されます。
4つのモードを有します。1つ目に「JoyMode」。例えばサッカーやドッジボール等といった球技を通じ、そのアクションに応じた効果音を鳴らします。
2つ目に「GameMode」。ランダムな時間内でボールをパスしあって、制限時間に持ってた人が負け(爆弾ゲーム)を体験できます。
3つ目に「MusicMode」。ボールを操作することで音階を鳴らすことができます。速度や角度で音が変わります。また、素早く動かすと音が重なり合うため、和音のようになります。
4つ目に「TalkMode」。ボールが一方的に喋りかけてきます。
以上のモードチェンジはボールスタンドのSW操作で行うことができます。現在のモードが分かるように、ボールスタンドはモードごとで色を変えます。
また、ボールスタンドのLEDはボールの挙動に応じてリズムを刻みます。音だけでなく、視覚でも楽しんでいただく為です。
バッテリは連続使用、約1時間が目安です。ボール内部にUSBケーブルが内蔵されていますので、接続することで簡単に充電できます。
Wow
とても楽しいプロダクトとなっています。ぜひ手に取って遊んでみてください。