「握力ブースター 〜扉開閉をもっとラクにする装置〜」は、「開扉動作時の握力を測定するモジュール」と「振動刺激を発生させるモジュール」から構成されています。
いずれのモジュールもM5Stack basicを用いて制御しています。
開扉動作時の握力を測定するモジュールではまず、扉の取手にロードセルを設置し、開扉動作時の握力を計測します(上図①)。その値が7セグLEDに表示されます(上図②)
次に、握力が一定値以上かどうかをM5Stackをで閾値判定します。一定値以上であれば、振動刺激を発生させるモジュールに組み込まれたM5StackにESP-NOWで信号を送ります(上図③)。
こちらのM5StackにはMIDIモジュールが接続されており、120 Hzの正弦波音声ファイルを再生します(上図④)。音声はパワーアンプで増幅された後、手首と肘に設置されたバイブロトランスデューサーを振動させます(上図⑤) 。
最後にバイブロトランスデューサーが手首と肘の腱を振動刺激することで、感覚求心性神経を活性化します(緊張性振動反射)。脊髄反射を介して発揮中の握力が増大されるという仕組みです。
素材
名称 | 型番 | 数量 |
---|---|---|
M5Stack | M5Stack basic v2.7 | 3 |
MIDIモジュール | M5Stack用MIDIモジュール2 (-1版) | 2 |
ロードセル | SC616C-1KG | 1 |
ADコンバータ | HX-711使用 ロードセル用ADコンバータ | 1 |
7セグLED | TM1637 4桁LEDディスプレイモジュール | 1 |
リードスイッチ | SPS-320 | 1 |
パワーアンプ | FX202A/FX-36A PRO, FX-AUDIO | 2 |
バイブロトランスデューサー | Vp210(アクーヴ・ラボ) | 2 |
YouTubeにてご紹介させていただきました!
https://youtube.com/live/uscQOlHnzzg