作品背景:
プレイ時間5~10分程度で複数のアクションを実行し、それによって得られたもので主目的を達成するようなアクションゲームを作りたいという案から着想を得た。
この案から複数のアクションは消火と救助、得られたものとしては自身が進むルートと行方不明者のヒント、主目的として多くの人を救うという設定を決め、企画を進めてきた。
作品概要:
危険な火事場に突入する消防隊が迫りくる炎を消火し、人を救うことでほかの行方不明者の情報を収集しながら10人以上の行方不明者を救うアクションゲーム。行方不明者は軽傷者と重傷者に分かれており、複数の軽傷者を救っていくことで重症化した行方不明者の情報が得られその情報を駆使しより多くの人を救っていく。
主に実装した内容:
消火、救助システム(救助やヒントなど)、軽症者AI、ナビゲーションシステムなど。
アピールポイント・こだわり・工夫した点:
最も工夫した点として、軽傷者がパニックになってステージをさまよっている表現がある。
実装にはUnityのナビメッシュという床と障害物、移動物を判定し、目的地に向かって障害物を避けながら移動物を移動させる機能を用いた。ただ、ナビメッシュ機能では目的地までの最短ルートを計算するため、移動物の現在座標と目的地の座標が一緒だと動きが全く一緒になってしまい、ステージをさまよっているという表現が出来ない。
そのため、ステージの中心からステージ端までの半径を取り、その中でランダムな位置を目的地として設定し、その目的地も一定時間ごとに変更するというプログラムを実装することで目的地に移動している最中に別の目的地が設定されるということができた。それにより、一定時間ごとに目的地が変化することで常にステージを移動し続けるというナビメッシュを用いたシステムが完成し、それを実装することでパニックになりステージをさまよう軽傷者の表現に成功した。
また、今回作ったプログラムは変数の数値を変えるだけでどんな大きさのステージであっても対応が可能となっているため、今後のステージ追加の際にも利用できる汎用性の高いものとなっている。
今後の展望:
・シェーダプログラムを利用した炎の遠近感の表現
・makefile及び自動統合システムの作成
・新ステージと進火災の追加な など