MRアプリケーション ・Maya(デスクとライトのデジタルツイン3Dデータの制作) ・Unity(MRアプリ実装)
ARデバイス ・Magicleap 1
PC ・Mac
照明制御 ・QLC+ ・DMX USB pro ・CYBER PAC ・電球 ・ソケット
Macicleapアプリで人の位置や行動情報を取得し、OSCでPCにデータを送信。 受信データを元に、照明の制御を行う。
「human mapping」は人の行動と、Magic leap上のバーチャル空間をマップさせ、リアル空間のあらゆる「もの」と連動させることを目的としたMR体験である。
MRアプリケーション ・Maya(デスクとライトのデジタルツイン3Dデータの制作) ・Unity(MRアプリ実装)
ARデバイス ・Magicleap 1
PC ・Mac
照明制御 ・QLC+ ・DMX USB pro ・CYBER PAC ・電球 ・ソケット
Macicleapアプリで人の位置や行動情報を取得し、OSCでPCにデータを送信。 受信データを元に、照明の制御を行う。
近年、バーチャル空間にリアル空間の環境を再現し、IoTやXR技術を利用してシュミレーションや制御を行うデジタルツインという技術が注目されているが、現在は事業者が活用しており、一般家庭に活用されている例が少ない。今回の開発で、デジタルツインが将来一般家庭に普及し、どのように活用されていくかを分かりやすく想像させたいという思いがあった。 MRデバイスを活用し、日々の行動を記録することで、一定の行動パターンが見えてくる。それによって暮らしのサイクルに合わせた家電の制御や最適化を行ない、健常者、障害者、事業者、誰もが暮らしやすい空間づくりに寄与できると考えている。 例えば、”毎回本を読み始めて1時間後にコーヒーを淹れている”という行動パターンが分かれば、コーヒーマシンと連動してデスクで本を読み始めてから1時間後に自動でコーヒーが出来るようにする事が可能だ。
応用するとマーケティングにも活用できるであろう。 例えば、ショッピングセンターなどで商品を手に取った時にARグラス上で商品の情報を表示させ、同時に位置情報やどこの店舗を利用したのかを記録する。その後、ショッピングセンター内にあるサイネージと連動させ、利用した店舗の情報を踏まえた新たなおすすめ店舗を表示させる事ができるだろう。これはECサイトでのおすすめ商品表示とは違った、「リアルな場で生まれたセレンディピティー」に対する訴求を行う事ができる”
この作品には2つのポイントがある。1つは、人の行動起点で空間を制御するため、従来の暮らしより安心して暮らしていける未来があるという部分だ。例えばキッチンでの火の消し忘れなども、人の位置とiotキッチンを連携させれば防止可能である。障害者の方も安心して暮らしていけるであろうし、家を貸す不動産業者も、障害者の受入に対して安心感を抱けるであろう。鍵のかけ忘れも、iotのキーシステムと連動すればなくなるだろう。 2つ目は、電気使用量の削減に貢献できるという点だ。 従来であれば人感センサーなどで制御が行われていた照明は、人がその場に存在していても動きがなければ自然に消えてしまうという課題があった。人の行動起点のセンシングであれば、それも解決が可能だ。人の移動に対して自動で照明が消えるので、消し忘れの心配もなく正しい量の電気を利用する。健常者、障害者、事業者、誰もが暮らしやすい社会を作るとともに、環境に配慮した暮らしを作っていくきっかけが作れるのではないか。
今後も様々なデバイスの進化があると思っているが、ARグラスもその一つであると感じている。 テクノロジーの進歩に合わせ、今後も最適なデバイスを活用の検討をしていきたい。