ストーリー
下記のストーリーを実現することを目標にした
- 2人同時に操作できること(一人ではなく仲間とあそぶ)
- 宝探しのわくわくを実現する
- 落とし穴にはまったときのあちゃー感をだす
- toio の物理動作とScratchが生み出す無限の映像の世界を融合させる
二人同時にあそぶ
toio do の現在の制限でコントローラをつなぐことはできないので、PCのマウスを一人に、キーボードをもう一人が操作してあそべるようにプログラム。そのさいにToioDoのサンプルプログラム イライラ棒に実装されていたJoyStickを流用した(https://toio.io/do/make/td1m0003/)
さらにPCなどを操作しなくても遊べるようにtoio 自体を動かすことでもScratch側に反映させて、小さい子でもあそべるように工夫をした。
宝、落とし穴
- ランダムな場所にあってもよいが、自分で場所をえらべるようにすることでより考えてあそぶことができるようになる。 自分で設定してもらうことがわかるガイドと一人一人順番に設定するステップを対戦の前段階に設定した。そのステップを実現するためにステージの概念を導入してScratchのひとつのSpliteに複数コスチュームを設定して、それをゲーム全体の状態変数と連動させた。
- 隠し場所の設定は、マウスでドラッグする方法と、Toioの機能を使い 設定したい場所にToioをタッチしても設定できる方法の両方に対応した
- 隠し場所を設定した後は、Scratchの機能で表示を隠し、相手がそこを通りかかったときの判定も、SpliteのX座標を比較することで簡単に実現できた。(Scratchの衝突判定機能は表示Offのときは使えないので座標判定が必要、余計なグローバル変数をふやさないようにSplite自身がもっているxy座標を利用する)
物理動作とプログラムの融合
- toio のもつ現実世界の正確で簡単な動作検知、実行プログラム環境と、Scratchが生み出す映像の面白さを融合させるために toioのまっとじょうにプロジェクタでscratchの映像を投影した
- これによりtoioだけを操作してその結果もその場で反映されるのでマウスやキーボードを使用しないでも遊ぶことができる。さらにワニなどプログラム上の空想が現実に出現したかのような体験を子どもたちにしてもらうことができる。 これにより自分であったら何を出現させたいか、それに遭遇したらtoioにどんな動きをさせていかなどプログラムと現実の世界をミックスした思考をこどもたちがすることを誘発することが実現できた