causal SW:応用調理例_タップ操作代替

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タブレットなどのタップ操作をcausal SWのセンサーで代替させる応用調理例です。小さなアイコンのタップは苦手でも、大きなタッチセンサーや加速度センサーでなら楽しめる世界が広がることを期待してます。

link https://www.youtube.com/playlist?list=PLIvKxYpjJhF-7bymiILmMhlVdT8hlAtTg
動画
開発素材
システム構成
system image

  • Please watch the above video with subtitles (English and Japanese subtitles available)
  • 上の動画は、日か英の字幕表示が可能です。

* このリンクで、causal SW関連ProtoPedia作品一覧をご覧いただけます。


causal SWの調理内容

本体:

  • causal SW:応用調理例_外部機器On/Off制御 にて説明の外部機器として、'リレータッチボード'を駆動します:システム構成図 参照
    • 'リレータッチボード':スイッチサイエンス製。信号線Onにて、タブレット画面に貼り付けた面の導電部がGndに接続されることで、画面を指先でタップするのと同じ効果を得られる部品。
  • フォトリレーは、電池駆動する外部機器の電源On/Offをできるので、広い応用範囲が考えられます。
  • 全てのタッチセンサー、加速度センサーの入力に対して、タップ操作代替機能が働きます。

タッチセンサー:

加速度センサー:

  • causal SWの加速度センサーも、タブレットのタップ操作スイッチになります。
  • 作例動画では、牛乳パックで作ったハンドベル筐体に、バッテリー付きの加速度センサーを固定しています。

音源ファイル:

  • 音源サイト「効果音ラボ」よりダウンロードした音源ファイルを使用
  • タブレットのアプリ内容によっては、causal SWの音源は無音にした方が良い時もあるかもしれません。
    • その場合でも、各センサー番号対応の音源ファイルはメモリーカードに入れておく必要があるので、無音の音源ファイルを作って入れてください。

タブレットのアプリ:

  • タップ操作を代替できるのは1ヶ所だけですが、任意のアプリに対して使えます。
  • 作例では、oridioの「天空ブランコ」を使っています。
  • 一ヶ所のタップ操作だけで、ドキドキの楽しいゲームができます(無償使用可能、広告あり)。
ストーリー

causal SWの応用調理例として、次を意識して作りました

  • この作例は、causal SWにはこのような拡張もできるポテンシャルがあることを示し、興味を持ってもらうための応用調理例です。普段は使っていない拡張端子に'リレータッチボード'を接続して、タップ操作をcausal SWのセンサーで代替させています。
  • キーボード入力の代替や電池駆動のものをOn/Off制御するようなツールが、'スイッチ教材'として多く自作されてきています。その子にとって操作しやすいようにと工夫を凝らした各種のスイッチたちです(例えばこちら)。
  • 一方、学校にも多く導入されているタブレットですが、画面の小さなアイコンをタップ操作するのが苦手な児童にとっては、用途が限定的となっています。
  • そんな児童も、タブレットは見やすい位置に設置し、大きなタッチセンサーや加速度センサーを使えば、ゲームなどを楽しめるようになる、ということを期待しています。
  • なお、本作例では拡張端子を使用しますので、記事タイトルを'応用'調理例としています。

作ってみての所感

  • causal SWの改訂版回路基板(ver.2)にては、フォトリレーを搭載可能としました。それにより、使いたい外部機器の電源ラインのOn/Offなど、causal SWを'スイッチ教材'のようにも使えるようになることを期待しています。
  • フォトリレーのみでタップ動作ができるかと期待しましたが、安定して可能な方法を見出せませんでした。そこで、追加部品は避けたかったのではありますが、発売当初に購入したままとなっていた'リレータッチボード'を使うことにしました。手元のタブレット(iPadではない)で試したところ、安定したタップ操作をできることが確認できました。
  • causal SWのプログラムは、フォトリレー標準装備化対応に改訂したので、標準状態でこれを使う分にはプログラミング変更は不要です。
    • フォトリレー出力を使わない場合も、センサーOnの都度、フォトリレーの入力側は動作しますが、出力側に何も接続しなければ影響なしです。
    • 連打防止用インターバル時間調整ボリューム(I.T.)で設定した時間だけ、フォトリレーがOnとなるようにしています。作例環境では、インターバル時間を最小値設定で使用して、タップ操作検知ミスは経験していません。
    • もし、不確実という場合は、時間を伸ばして改善しないかを試してみてください。ただし、長くしすぎると、インターバル時間を過ぎてもタッチセンサーが無反応になる時間が生じることがありますが、数秒待てば復旧することを確認しています。
  • なお、作例で使用した100円ショップ購入両面テープの場合、タブレット画面に対しての粘着力は弱く、使い終わったら簡単に綺麗に剥がれます。強く粘着しすぎるよりは良いのですが、作例の場合、causal SWより'リレータッチボード'への配線材曲がりの反力で、外れてしまうことがありました。配線材はできるだけ柔軟性のある細い線を使うことをお薦めします。

情報共有・蓄積にご協力願います

  • 本作例に限らず、causal SWを調理されたら、そのレシピをここに投稿(開発素材に「causal SW」を設定)していただければ嬉しく思います。
  • あるいは「教材自作部」ホームページの連絡欄に情報提供をいただければ、投稿可能内容を伺ってから代行投稿します。
  • 是非、情報共有・蓄積にご協力をお願いします。
メンバー
  • user
    教材自作部 @kyouzai

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