遅延測定器では、ATOM DisplayのFPGAから常に1920x1080 60[FPS] の映像信号を流し続けます。このときの映像信号は、左上の128x128ピクセルの矩形領域を白色 (0xffffff) に500[ms]周期で点滅を繰り返し、それ以外の領域は黒色 (0x000000) を出力します。
また、FPGAからESP32に剥けて、映像信号の矩形領域を白色にする期間は H
黒色にする期間は L
となる信号を合わせて出力します。
遅延測定対象のディスプレイの左上には、輝度を測定するための フォトトランジスタ をマスキングテープなどで貼り付けておき、その出力信号をESP32に入力します。
FPGAからの点滅期間の信号の立ち上がり・立下りに対するフォトトランジスタの信号の立ち上がり・立下りまでの遅延時間を、ESP32上のソフトウェアで測定すれば、ディスプレイの遅延時間を測定できます。