◆背景

これから生きる人には、VR/XRで現実空間とデジタル空間を重ねた体験が有効・必須と感じ「現実空間にセンサー情報等追加し、豊かに生活できるガジェット」を待っていましたが、個人で買える値段で軽くてセンサーを自由に追加できる製品が存在しないため、Makerの世界に入りました。技術の進歩とM5Stackコミュニティの知見により、基板制作なくここまでこれたことに改め感謝します！

◆こだわり

• 軽量化。自然に生活の中で使うには、軽くて小さい製品にする必要があります。そのため数年前に発売された Atom Displayで実現できないかと試行錯誤してきました。

◆苦労している点

• 放熱処理。マイコンといえどもリアルタイム映像を扱うには熱を発し、それをそのまま身に着けるには熱すぎるため、小型ヒートシンク等を付けています

【ハードウェア構成】

<マイコン兼カメラ>

AtomS3R Cam

• カメラ機能を持つAtomS3R。カメラで撮影した映像をAtom Displayに出力

  <映像出力>

  ATOM Display

• AtomS3R Camで撮影している映像を、HDMI出力へ変換

  HDMI to USB C 交換アダプター

• ATOM DisplayのHDMI出力をXreal への入力形式(DP-Alt)に変換

  Xreal Air

• 軽量のARグラス(79g)として使用

<電源>

M5StampS3 Grove Breakout

• 軽量電池ボックスとして16340 リチウムイオン 電池 (3.7V）を、スイッチでON/OFFできるように使用

<フレーム>

スポーツ用ヘアバンド

• 動き回ってARグラスと併用して使えるよう、軽量で頭にフィットするフレームとして採用

【ソフトウェア構成】

<Ｍ5Unified>

• カメラ映像からARグラスへの画面表示に使用

【開発中のX(Twitter)投稿】

AI ｽﾀｯｸﾁｬﾝ でChatGPT からの回答内容をARグラスに表示

https://x.com/UtaAoya/status/1746432758787006702

カメラ映像に特化し、マイコン2台構成で試作

https://x.com/UtaAoya/status/1848482074195550375

最新のＭ5Unified に合わせ、マイコン1台と描画高速化

https://x.com/UtaAoya/status/1855077044734038523