最初は人感センサーを利用して研究室の入室管理システムを作成するプロジェクトを開始しましたが、最終的には「オカンが勉強を見守ってくれる」オカンボットの制作に取り組むことになりました。このプロジェクトのいくつかの重要なポイントを紹介いたします。
1つ目は、LINE Messaging APIを活用して、LINEからオカンボットを操作できるようにしたことです。LINEとの連携により、実際の「オカン」のようなコミュニケーションを目指しました。
2つ目は、人感センサーの仕組みです。毎秒センサーをアクティブにし、3時間で10800回の人感センサーの動作を実現しました。これにより、センサーの精度を向上させつつ、誤作動を防ぎました。
3つ目は、アレクサとの連携です。最新のアレクサ機能である家電の通知音検出機能を活用し、obnizのブザーから家電の通知音と同じ周波数である3000Hzの音を発信し、アレクサが反応するようにしました。アレクサがブザー音を検出し、SwitchBotに信号を送る仕組みは、スマートスピーカーの機能を存分に利用した仕組みになっていると思います。
最後に、オカンボットをキュートで親しみやすいデザインに仕上げました。SwitchBotのデコレーションなど、細部にもこだわりました。ぜひ、ご覧いただければと思います。
1.lineからobnizを起動 2.obnizの人感センサーによるさぼりの検出 3.さぼりが検出された場合、lineへメッセージが送られる 4.さぼり検出が3回続いた場合、obnizからアラート 5.アレクサがアラートを検出 6.アレクサからswitchbotに信号が送られる 7.アレクサからオカンの音声、switchbotによる照明の操作でオカンの怒りを再現