地域共通ポイント「ゆりポ」
ゆりのき台自治会 IT推進委員
メンバー
加川 澄廣
@sumihirokagawa
TEPPei
@tepp_green
作品ページ
個から輪へ
昭和とは違い、皆を一方向一斉に向けることは無理な令和
個が尊重され、様々なサービスがあり選択肢が多い
一方で孤独死が増え、社会問題となっている
国や自治体の支援には頼れず、地域での個別の活動が重要に
ただし個々の活動では限界があり、個を繋げて活動の輪を広める必要がある
個人戦ではなく、チーム戦で課題に対応していく
個人行動を繋げて小さな輪を作り、その輪をさらに繋げて大きな輪へ広げる
大きな輪を作って活性化を図り、より良い地域に育てる
地元自治会の現状
地元(兵庫県三田市ゆりのき台)は住民が二極化している
最近引っ越してきた児童増加地域
待機児童(保育園や学童)の増加が問題に
30年ほど前、ゆりのき台ができた頃に引っ越してきた高齢化が進んだ地域
地域活動への参加が減少、自治会員も減少している
高齢化世帯は、高齢でなかなか活動に参加できない
若者世帯は、仕事等で集団での活動への参加が難しく、自治会参加のメリットを理解しないまま入会に至らない
「ゆりポ」の目指すところ
地域への貢献をポイントに
地域活動参加で地元商店や施設利用料に利用できるポイントを獲得
自治会活動、地域美化活動、イベント準備 など
高齢世帯・若者世帯の双方が使える仕組み
紙の自治会員証、アプリどちらでもポイントの獲得・利用が可能
活動履歴から会員の興味分野を見える化
「ポイント」の獲得・利用だけのツールではない
活動を通じて輪を作り、より良い活動ができる基盤(大きな輪)を形成するための仕組みとしたい
利用登録
幅広い世代で利用されるLINEを会員証に
LINE と会員情報を紐付けることで紙の会員証は携帯不要
登録は自治会員証(紙)の会員QRコードをスキャンしてLIFFアプリ起動するだけ!
アプリを利用しない方は、紙の会員証を持っているだけでOK!
一世帯に複数登録可
会員は世帯(家族)単位だが、家族みんなで会員証を利用できる
活動参加してポイント獲得
活動後、自治会役員などが提示する活動QRコードをスキャンすればポイント獲得
アプリを利用しない方は、会員証の会員QRコードを役員にスキャンしてもらえばOK!
地域活動の見える化へ
活動履歴から地域活動への興味分野を見える化して分析可能に
親和性のある会員の活動をつなげ、地域活動の輪を広げて地元の活性化に繋げる
ポイント使用もスキャンだけ!
貯めたポイントを地元で使える!
地元商店や自治会施設の利用料、お祭りの飲食などで使える
使用したい時は店舗のQRコードをスキャンするだけ!
アプリを利用しない方は、会員証の会員QRコードを店舗の方にスキャンしてもらえばOK!
店舗・自治会向け機能も充実
ポイント利用可能店舗には管理ページで必要な機能を提供
会員QRコードのスキャン機能
商品登録や売上データダウンロード機能
自治会事務所向けにはAPIを提供
既存システムやスプレッドシートからAPI連携することで容易に利用可
デジタルポイントで業務を省力化
従来発行していたお祭りの紙クーポンを「ゆりポ」に置き換え
2023年のお祭り(ゆりのき台フェスティバル)で実運用開始
お祭り後の集計作業が不要で正確に!
参加店舗にも即時に売上データを公開可能に
悩まされていた偽造クーポン対策にもなった
システム構成
フロントエンド
Nuxt.js (Nuxt3) で構築した LIFF アプリを Firebase Hosting で公開
CSS フレームワークには Vuetify を利用
LINE Front-end Framework を活用
会員とLINEとの紐づけや、認証などに利用
バックエンド
Node.js のフレームワークである NestJS を利用して API サーバーを構築
コードから OpenAPI (Swagger) 定義を生成し、フロントエンドでは API Client を自動生成することでインターフェイスの齟齬を無くして省力化
アプリのフロントエンド向け API だけでなく、自治会管理者用APIを構築
自治会の既存システムやスプレッドシートから API 経由で操作可能に
実行環境は Cloud Run, Firestore を利用
LINE Messaging API の利用
会員向けのお知らせ配信、今後は活動履歴に応じたセグメント配信に利用
Resume presentation
地域共通ポイント「ゆりポ」 ゆりのき台自治会 IT推進委員