TwitterのTweetを表示する、着る電光掲示板を2015年に発表しています(山之上卓, 吉村圭一郎, 小田謙多郎, 下園幸一 , "Twitter と連携した着る電光掲示板", 情報処理学会, 研究報告インターネットと運用技術(IOT), vol. 2015-IOT-28, No.11, pp.1-7,2015-02-26.)。
この着る電光掲示板を少しずつ改良・機能拡張して、つくるけ、IoTLT 広島、Maker Faire Tokyo 2018 (http://makezine.jp/event/makers2018/m0345/) やMaker Faire Taipei 2018 (https://www.fukuyama-u.ac.jp/blog/8849/) などでも発表していたのですが、2020年1月3日に広島市の八丁堀付近を歩いていると、すごい電光掲示板を発見しました。この電光掲示板、光っていないときはシースルーで向こう側を見ることができて、光っている時は、ちゃんと表示が見える、と言うものです。(これ、つい最近、2023年9月20日に教えてもらったのですが、広島県府中市にある株式会社タテイシ広美社さんが開発されたものだそうです。https://t-kobisha.co.jp/post-1876/ )。この電光掲示板を発見したことをfacebookで紹介すると、私が着る電光掲示板を作っていることを知っていたハッカソン仲間が、「着るシースルーLEDの誕生」と返事してくれました。
この電光掲示板を近くでよく見ると、どうもNeoPixel の側面発光LEDテープのようなものを何本も並べて、そのテープの間に隙間を広くとって、光っていない時は向こう側が見えて、光っているときは空間に絵が浮かぶような効果を実現していることがわかりました。また、同じ頃(2020年初頭) Adafruits のUltra skinny Neopixel LED strip (https://www.adafruit.com/product/4368 ) を手に入れていて、何に使おうか?と迷っていました。
2020年春、新型コロナウィルスの流行が始まり、私が所属している大学の授業が二ヶ月近くなくなりました。その間、家に篭ってオンライン授業の準備をすることになったのですが、家にこもっていると何か作りたくなります。それで、facebook でいただいた意見を元に、広島市八丁堀で見た電光掲示板の原理を使い、光っていない時は何も見えなくて、光っていると(服の上に)服を着ているような効果が狙える、新しい、着る電光掲示板を作ることにしました。 一ヶ月くらい、思い悩み、試行錯誤を繰り返し、なんとかそれらしきものを作り、2020年5月23日から5月23日にかけて開催された、レッドハッカソン オンライン 2020で、この着る電光掲示板を使って何か作りませんか?と仲間を募り、この着る電光掲示板をインターネットと繋いで「テレポートドレッサー」を試作し、栗田賞をいただきました( https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/015/4015561/ )。
着る電光掲示板「テレポートドレッサー」は、もともと、絵が表示されていない時は、シースルーで、 絵が表示されたとき、ぱっと空間に絵が浮き上がる効果を狙って作っていました。 シースルーであるなら、テレポートドレッサーを深さ方向に並べることによって、立体的な映像が 表示できるではないか、と思いついて製作を始めました。
ただ、できてみると、3D LED Cubeなど、すでに同様なものはいっぱいあることに気がついてしまいました。
https://www.slideshare.net/takashiyamanoue/ss-257874579
MFT2024に出展しました。
https://makezine.jp/event/makers-mft2023/m0146/
広島県三原市久井の「裸まつり」の「でこ人形」に出展しました。
広島県世羅町の「甲山廿日えびす」に出展しました。
FIT2024第23回情報科学フォーラム@広島工業大学で「異種コンピュータによる分散システムを利用した3次元表示装置の実現」を発表しました。
https://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2024/abstract/data/html/program/l.html#s4r
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