メンバー
高橋 克己
@katsumitakahashi
Y_Jera
@namahageek
ヤマダ
@ishigami100
作品ページ
Why?
- 消費を拡大させるための施策である「プレミアム付き電子商品券(いわゆるデジタル商品券)」に着目。
- 購入者にも地域にもメリットがある反面、一時的な効果しか得られない「自治体によるばら撒き施策」とも言われている。
- デジタル商品券のような施策を、継続して地域経済を支える仕組みとして実装することが重要である。いわゆる「サスティナブル」。
- そのためには、価値を「ばら撒き」ではなく、「流通」させる仕組みが必要であり、かつ中央集権的ではなく分散管理を促すことで、自治体の負荷を最小限に抑える仕組みが必要である。
ローズコインとは
- 福山の戦後復興から半世紀の歩みの中で、誕生した言葉「ローズマインド」。
- 「思いやり、優しさ、助け合いの心」を表している。
- このローズマインドを流通させることを目的としたのが、「ローズコイン」。
- ローズコインは通貨ではなく、福山市民の「気持ち」である。
- とはいえ、気持ちだけでは生活はできないので、ローズコインを流通させることで市民の生活をより豊かにするとともに、ローズマインドを後世にも伝えるために「ローズコイン」は生まれたのである。
- ルーズコインの実装技術には、「Web3.0」が重要な役割をもっている。
しくみ
- ローズコインは、DAOでもあるローズコイン管理組合によって発行される。
- 市や企業などが資金を出して、アクティビティにコインを配布する。アクティビティには、例えばIT教育支援のパソコン教室や、ボランティア活動、企業が自社製品に対するおまけなど、管理組合が認めた商材が用意される。
- 市民はアクティビティを利用(購入)することでコインを得ることができる。
- 集めたコインは、市内の店舗などで利用することができる。
- 店舗に集まったコインは、一定期間ごとに管理組合によって換金される。
ローズコインの価値が変動
- 地域貨幣は流通しなくては意味がない。
- 市民がローズコインの価値に敏感になることが重要。
- ローズコインは「流通量」で価値が変わる。1RC=100円がスタート基準。
- 流通量が多ければ価値が上がり、流通量が少ないと価値が下がるように設計しておく。
流通するコインは、ローズコイン管理組合というDAOによる組織が運営し、総量のコントロールを行う。また、生成されたコインは、市が行う施策によってユーザーに流通するようになっており、単なるばら撒き施策ではない点が特長である。
たとえば、デジタル人材を育成するために、教育を実施している期間に対してコインを提供することで、ユーザーが教育を受けながらコインを取得することができる。
ユーザーが取得したコインは、市内の店舗で利用が可能である。店舗側は極力負担をなくすため、店舗ごとに発行されたQRコードを読み取ることで対応できる。