ミリ波レーダーを用いることで、これまでプライバシーの観点からカメラの設置が難しかったシーンでの活用が見込めます。
またエッジ上で処理する必要があるような環境では、軽量なアルゴリズムが求められますが、弊社技術を用いることで、深層学習を用いた時系列処理に比べ、およそ1/10~1/100程度の学習データで、100倍ほど高速に処理を走らせることが出来ます。 必要とされるメモリ使用量も128kb以下であるため、組み込み用途での活用も可能です。
ミリ波レーダーと弊社技術の組み合わせにより可能なユースケースとしては、人物認識、エリア判定、顔の向きの検出、バイタル検知(呼吸および心拍)が可能です。
特にバイタルに焦点を当ててみると、従来の接触・非接触問わずの方法では、一般的にある時間での平均的なバイタル検知しかできませんでした。例えば5分間の呼吸数や脈拍数などです。 この方法ではある程度の揺れを考慮した高い精度が期待できるものの、急な変化を捉えることが出来ません。 しかし弊社技術では、リアルタイムで変動を検出することが可能です。
60Ghzミリ波を対象人物にあて、その反射波形を分析することで、心臓の微細な動きを検出します。